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2012年度 第2回かたつむり横浜講演会


2012年9月17日(月)、技工士の生田龍平 先生が主催されているスタディグループ「かたつむり」の講演会に参加させていただきました。
『Gerber method』をテーマに

・堤嵩詞先生 『人工歯をどのように排列するか~特に臼歯部人工歯について~』
・遠藤憲史先生『Gerber Face BowとGothic Arch Traceing』
・須藤哲也先生 『シューグレン症候群患者へGerber methodによる咬合安定を求めた症例』
・岩城謙二先生 『長期安定を求めたエステティックデンチャーのカラーリング技法の提案』
 
を演題にそれぞれ御講演して頂きました。
 全体の講演会を通して感じたことは、如何に咬合のベクトルをコントロールして咬合安定を求めるか、という事です。須藤先生や岩城先生が咬合調整に多くの時間を割いていると伺った事があり、今回の講演会を聞くまでは“何故そこまで咬合調整に時間を掛けるのか”と疑問に思っていました。しかし本講演会に参加し、その重要性を自分なりに認識する事ができました。
最後に素晴らしい講演会を主催されました、生田先生並びに御講演されました4名の先生方に心より感謝申し上げます。


ウィルデンタルラボ義歯課 佐藤芳和

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臨床技工プロ講座


講座名:歯科医療画像の利用法(デジタル画像の活用)
講師:臨床教授 遊亀 裕一先生
日時:平成24年8月25日26日9月29日30日
参加者:永井(麻)、野沢


「インターディシプリナリー」
各分野の横方向の連携として、それぞれの領域の各専門家が知識を出し合い、治療計画を立案し、おのおの専門領域の治療を担当することを指します。これからの歯科技工士は、歯科医師・歯科衛生士が行うチェアサイドの内容を理解し、歯科医師が目指す治療ゴールを共有できる技工作業以外の歯科的知識が求められます。

この考えを基に、講座では
*生体情報活用におけるデジタル画像の有効性
*審美修復に必要な歯肉の知識
*レジンガム
*咬合調整の少ないクラウンの作り方
*カラーマネージメント
*適切な色再現を目的としたデジタルカメラの撮影法
*デジタル画像の観察法
について学んできました。

遊亀先生は歯科医師より初診時口腔内、顔貌・口唇、フェイスボー装着、支台歯形成、プロービングチャート、プロビジョナル、シェードテイキング、補綴物試適時、最終補綴装着後、ブラッシングなどの画像を頂き、その情報を活かして補綴物の製作をされています。
その情報をどのように活かすのか、ということが重要で、遊亀先生は過去の情報全てをデータベースとして蓄積し、技工物を製作する全ての工程は根拠に基づいた作業であり、そのために確実な品質の技工物を提供することができているのだと思いました。
講座を受けて強く感じたことは、先生からいただいた画像や情報を無駄にせず活かす為には、まず技工士がしっかりと知識を持つこと。そして、それらをどのように読み取り、予測し、活用できるようになるかということでした。
歯科技工士が目指すのは、模型上で綺麗な補綴を作ることではなく、歯科医師・患者様がどのような補綴物を望んでいるのかに応えられることだと思います。そのためにもっと知識をつけていかなければならないと感じさせられました。また、歯科医師とどういう理由からどういった情報が必要なのか、しっかりと話せる技工士になれるよう学んでいきたいと思います。

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永井麻衣子

明倫短期大学臨床技工プロ講座 『キャストパーシャルデンチャー特論』を受講しました


講師 臨床教授 金井 孝行(カナイナビデント代表)
助教授 伊藤 圭一(明倫短期大学)

日時 平成24年7月14、15日
8月18、19日

受講者 義歯課 敦賀 一祥


何故今か?と聞かれれば、いや図ってはない。と答えるのですが、卒後いつかは受講することを決めていた講座であり、シンワ歯研に入社し6年目の夏。日々保険技工を中心に臨床やセミナーを通して成長させていただきながら、また一つ階段を登る為、臨床未経験の金属床の講座を不安だらけで、母校である明倫短大へと向かいました。

講座のテーマとして、〝誰にでもわかる・できるキャストフレームを学ぶ〟とあるように、同短大の専攻科生と、私のように一から金属床を学びたい若手技工士にも非常にわかりやすく、講義と実習を交えての内容でしたので、不安経由安心行きの心変わりで受講できました。

最初に、配られた模型に対して各々設計をし、それに金井先生となぜこういう設計にしたのか?とディスカッションしながら最終的な設計を仕上げる。そこからデモを交えながらリリーフ、オプティベストアバンティ(デンツプライ三金)で複印象、ワックスアップをしたのが7月14、15日。
8月18、19日ではワックスアップのチェックから始まり、スプルーイング、リン酸塩系ヒートショック埋没材スノーホワイト スーパースピード(GC)による2次埋没、焼却。約90分後、ネオスーパーキャスコム(デンケン)によるキャストタイミングのシビアなco-crでさえ、キャスコムのメタル溶解係留が可能な特徴を利用しての安心・安全な真空加圧鋳造、そしてハンドピースのみで行う、らくらく研磨法を教えていただき、講座終了となりました。
講義や実習の合間に金井先生やアシスタントの坪根さん、デンケンの山田さん、伊藤先生方々と、日々の臨床での疑問点や、講座を通してからの保険技工への活かし方のヒント、また技工士としての心構え等、身に染みる沢山のありがたいお言葉をかけて頂き、出来上がった金属床以上のものを手に入れられた貴重な時間でありました。

『沢山の方の話をよく聞いて何度もチャレンジし、失敗を重ねて自分のスタイルを築いて下さい。』

この言葉が一番嬉しかった。
まだまだ自分には足りないところ、至らない点が多々あるのに対し、先生は温かく言葉をかけ、惜しみ無く技術公開して下さる姿勢に只々深く感謝をし、再び金井先生にあった時に成長した姿をお見せできるよう、日々精進していきたいと思います。

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 ↑ピンク 敦賀 、画面左隣 金井先生 


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義歯課 敦賀 一祥
         
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